日鋼YPK商事が「特殊専門商社」と名乗っているのには2つの意味があります。ひとつは、「『特殊な機械』の専門商社」ということ。もうひとつは「機械の専門商社として非常に『特殊』」ということです。
『特殊な機械』の専門商社
簡単に言うとビジネスの軸には2つあります。
親会社がありながら、親会社一辺倒ではなく、「トータルでお客様が求めるパッケージをつくっている点」が特殊。いわゆる一般的な機械専門商社とは、ここが大きく異なっています。
どことも似ていない「特殊」性。だから需要がある。
日鋼YPK商事の事業領域はプラスチック(樹脂)。取扱製品は、それらにまつわる産業機械です。言うなれば、ものづくりの現場に欠かせない、お客様が希望する「製造ライン」に必要な機械です。
お客様がつくりたい製品・部品・新素材は、大きさも品質もすべてオリジナル。それらを産み出すための機械なのですから、私たちがご提供する、その多くの機械は特注品。非常に特殊な機械を取り扱っています。
さらに、JSW自体の業務が幅広い点も非常に特殊です。具体的に言いますと、造粒機(ペレット生成のための機械)、コンパウンド機、射出成形機、中空成形機、フィルム・シート製造装置までを、ここまでトータルなラインナップで総合的にお客様に対応しているのはJSWだけです。だからこそ、日鋼YPK商事は
1945年の創業以来、ここまでやってこれたと自負しています。
機械の専門商社として『特殊』
日鋼YPK商事は、お客様(企業)の「こういうモノをつくりたい」を実現するために存在する商社です。専門商社として取り扱っている商材は「さまざまな特殊な機械」ですが、機械販売だけがビジネスかと言うと、そうではありません。
「このカタログにある、この品番の機械が欲しい」というようなご注文・ご要望・お問い合わせはもちろんですが、私たちの真骨頂は、それ以外の複雑かつ抽象的なご要望に対して発揮されます。それが課題解決(ソリューション)です。
例えば
「サイクルタイムを0.1秒、短くしたい。」
「圧延機のロール同士のクリアランス(隙間)を20ミクロンでキープさせたい。」
「粒の異なる2種の粉を均一に混ぜたい。」
「製品の加工時間をこれまでの3分の1にしたい。」
などです。これらはほんの一例に過ぎません。
私たちは常に、製品提供を通じて、お客様の課題を解決し、お客様へご満足をお届けしています。
私たちに何でもご相談ください
最後に、お客様にお伝えしたいことは、
「私たちになんでも相談してください。」
という一言に尽きます。
私たちも私たちで、ただ待つのではなく、「どうすれば、お客様にもっと相談していただけるだろうか、ご満足していただけるだろうか」ということを考えて実行してまいる所存です。今後とも、日鋼YPK商事をどうぞよろしくお願いいたします。
企業ロゴ・インゴットマークに示された8つの事業。
日鋼YPK商事のシンボルマークは下記のインゴットマーク。マークの先端が8つあることからもお分かりいただけるとおり、これら8つの事業で成り立っています。各事業の特殊性(機械の特殊性)・お問い合わせ先については、各「取扱製品」のページでお確かめください。
日鋼YPK商事株式会社は、株式会社日本製鋼所(JSW)のグループ会社2社が合併して生まれた会社です。
JSW製の樹脂機械及び各社工作機械の販売を主に行う日鋼商事株式会社と、
JSW製の射出成形機の販売を主に行う株式会社YPKです。現在の社名になったのは2014年1月。
しかし、創業の歴史は古く、1945年に遡ります。
年 号 | 株式会社YPK | 日鋼商事株式会社 |
---|---|---|
1945(昭和20)年12月 | ●日興商事株式会社と称し、株式会社日本製鋼所への製鋼原料及び副資材の納入を目的として創業 | |
1958(昭和33)年8月 | ●増資を機に株式会社日本製鋼所全額出資の会社となり「 日鋼商事株式会社」と改称 | |
1961(昭和36)年6月 | ●三井物産株式会社と大和化工材株式会社(現:ヤマト・インダストリー株式会社)の共同出資により株式会社 日本製鋼所の射出成形機販売を目的に大和プラスチックス機械株式会社を設立 | |
1985(昭和60)年7月 | ●株式会社日本製鋼所が資本参加(10%) | |
1987(昭和62)年8月 | ●日鋼グループ内強化を目的として、同一名称にて新会社を設立、新たにスタート | |
1990(平成2)年4月 | ●株式会社YPKに社名変更 | |
2007(平成19)年8月 | ●本社を東京都品川区大崎に移転 | |
2012(平成24)年4月 | ●株式会社日本製鋼所が全額出資の株主となる | |
2014(平成26)年1月 | 日鋼YPK商事株式会社 設立 | |
2019(平成31)年2月 | ●フリーアドレス導入などオフィスデザイン刷新 |
日鋼YPK商事の得意分野はプラスチック(樹脂)です。
プラスチック製造に関係する多くの特殊機械・付帯サービスを取り扱い、
それら機械を必要とするお客様の「多種多様な課題解決」に努めています。
日鋼YPK商事は現在、本社を東京・大崎に置き、
国内においては北は室蘭から南は福岡まで全国14か所に支店・営業所、
海外は香港をはじめ3か所に拠点を構えて活動しています。
⇒詳しくは、こちらの「拠点情報」ページをご覧ください。