樹脂機械関連

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固着ポリマー洗浄機 クリーン・ショット

押出機部品(ブレーカープレート、ダイス、ニップル、スクリュセグメント)、
射出成形機(スクリュヘッド、ノズル)塗装用治具等に固着したポリマーの除去に最適です。

「クリーン・ショット」はプラスチック成形・造粒・電線製造、等の製造現場におけるさまざまな金属部品に強固に付着したポリマーを安全・確実にかつ短い作業時間で取り除くことができます。

CLEAN SHOT TYPE-2/250

「クリーン・ショット」プロセスの概要

クリーンショットは炭化炉とエアブラスト装置により構成されます。

炭化炉では樹脂が固着した部品を微量酸素接触下で加熱処理し、樹脂を溶解・炭化させます。ここで部品に厚く固着していた樹脂の大部分は溶解し、炭化炉底部の回収トレイに流れ落ちます。

流れ落ちずに残った樹脂は、部品表面に炭化皮膜として残ります。この炭化皮膜は、エアブラストの「柔らかく厚い皮膜には効果が少なく、薄く固い皮膜に対してはきわめて効果的」という性質を利用して短時間で効果的に除去することができます。

CLEAN SHOT

特徴1. 作業時間の短縮
作業者の手によって行われるエアブラストの時間は極めて短時間で完了します。複雑な形状の部品でも2~5分で十分です。

特徴2. 複雑な形状でも対応可能
クリーンショットの最大の特長は、細くて長い孔や曲がった孔の内部等のブラシや治具の使えない部分の洗浄効果にあります。ブラストに使用している標準研掃材は極めて細かい粒子(85~125μ)のガラスビーズを使用しており、複雑な形状の部品でも安定した洗浄効果を発揮します。

特徴3. 部品に対する影響が少ない
炭化炉の処理温度(約420~530℃)を部品の形状、材質等よって自由に設定できますのでメッキ層や硬化処理に対する影響もありません。
ブラストの研掃材は標準のガラスビーズの他にプラスチックの研掃材(オプション)も準備されており、精密部品や硬度の低い金属部品も処理できます。

特徴4. 広い応用範囲
ポリマーの種類を選ばずあらゆる樹脂、塗料などを全く同じ手順で安定して処理することができます。

特徴5. 安全性が高く環境にやさしい
密閉された炭化炉内で処理するので炉外に煙が流出することはありません。
また燃焼方式ではないので大気中に有害物質が放出されにくく、除去後に発生する残滓は一般の産業廃棄物として処理することができます。

特徴6. 設置がコンパクトで扱いやすい
排煙ダクト等の取り付けは不要です。
電源(AC100V、AC200V)とエア源(0.5Mpa・ドライエア)を接続するだけですぐに使用できます。

スクリュー用炭化炉
スクリュー用サポート付ブラスト装置
スクリュー用昇降装置付炭化炉
スクリュー用自動走行ブラスト装置
仕様
PDFデータでご覧ください。
(PDF:1718KB)