ピカ選GRAND
フルカラー+近赤外で、より高い精度を誇る光選別機
1 選別精度が高い
高性能フルカラーCCDカメラ・近赤外カメラとサタケ独自のデジタル画像処理により、不良粒の性状を捉えて、確実に除去できます。
2 歩留りが高い
胚芽残存粒や活青粒の選別精度が高まったことにより、歩留りが向上しました。
3 操作が簡単
大型カラー液晶タッチパネルと、新しいヒューマンインタフェースの採用により、直感的な操作が可能になりました。
4 安定性が高い
サタケ独自の自動画質調整機能と、高寿命光源(CCFL・LED)の採用により、安定した性能を維持することができます。
5 メンテナンスが容易
メンテナンスが必要なパーツは容易に取り外しが可能ですので、運転終了時の清掃が簡単に行えます。
6 多種多様な原料に対応
多種多様な原料の選別に対応するソフトウェアを準備しています。
選別のしくみ
シュートを流れてきた米を2種類のカメラでチェック。フルカラーCCDカメラでは着色粒を、NIR(近赤外線)カメラではガラスや石などの無機物を検出し、それらの不良品・異物をエジェクタ(ノズル)からのエアー噴射により選別(除去)します。
各部の名称と概要
高分解能&高走査周波数
ピカ選グランドは、画像処理能力の指標となる「分解能」「走査周波数」が大幅に向上。小さな着色も見逃すことなく、高精度に選別できます。
自動画質調整機能
フルカラーカメラで捉えた画像の画質を自動で調整する「自動画質調整機能」を搭載。外気温や室温の変化などに左右されず、常に選別に最適な画質を維持します。
高精度カメラユニット
フルカラーカメラ RGB
光の三原色である赤・緑・青の情報を取込み、良品・不良品の色が多岐にわたる場合や、色合い差が小さい場合も高精度な選別ができます。
近赤外線カメラ NIR
原料中に混入している、良品と同色の異物(樹脂・石・ガラス等)を選別除去することができます。
近赤外線カメラ NIR
石やガラス、樹脂などの異物は、透明あるいは米と同色の場合、CCD(可視光)カメラだけでは判別することができません。ピカ選グランドは近赤外線(NIR)カメラにより、これらの異物をはっきり捉えて選別除去できます。
フルカラーカメラ RGB
フルカラーカメラでは白色光源によって目で見たままの色合いで対象物を捉え、微妙な色合いや濃淡を識別。従来のモノクロ選別機では選別調整に技量を要していた、玄米の青未熟粒や活青米、白米の胚芽残存などの選別に効力を発揮します。
仕様と寸法
型式 |
ES-01AM |
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処理能力 ※1 |
玄米:0.4~2.6t/h、白米:0.4~2.9t/h |
主な用途 |
1 うるち 玄米・白米 2 もち 玄米・白米 3 その他※2(小麦・大麦、乾籾、雑穀、ペレット等) |
センサ |
フルカラーCCD×2基 NIR(近赤外線カメラ)×1基 |
光源 |
CCFL冷陰極管、近赤外線LED |
搬送機 |
フィーダー×2基、2次選別用昇降機×2本 |
操作パネル |
液晶タッチパネル |
所要動力 |
三相200V 1.5kW |
エアー消費量 |
240Nl/min |
必要集塵量 |
4m3/min |
機体質量 |
230kg |
付属品 |
エアガン、ドレン用エアホース(2m)、 メンテナンスドア開閉用キー |
オプション |
上部カバー、その他原料用ソフトウェア※3、 タッチパネル延長ケーブル 1次選別U溝シュート(処理能力:0~1.0t/h) |
- ※1 処理能力は、原料中の不良品混入率により異なります。
- ※2 その他原料については別途オプションのソフトウェア(開発中)が必要です。 また処理能力は、原料の状態、種類により異なります。
- ※3 現在開発中です。(2011年8月現在)