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真空引き装置 ガス抜き用金型材

射出成形では樹脂可塑化時、添加物(難燃剤など)の影響でガスが発生することが多く、そのままの成形すると樹脂がキャビに入る前にガスが溜まり、フローマークやヤケの原因となってしまいます。

射出工程に入る直前に金型キャビを真空引き状態にし射出開始時のガスを吸引除去してしまおうという方法が真空引き装置で金型密閉度を上げるなどの事前加工が必要になります。

一方、キャビ内に溜まっているガス成分を強制的に吸い出すためにキャビ母材などに工夫を凝らしてガスのみを逃がしてしまおうとする方法もありますが、樹脂が入り込まない程度のポーラスな部分からガスを抜くため流路にガス成分が固化、付着してしまい定期的なメンテナンスが必要となります。