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金型温度調節機

金型の冷却水流路に温度調整された熱媒体として清水または油を循環させる機構のものが一般的です。媒体温度を管理することで金型キャビティ温度を一定の温度で管理するのが目的です。

吐出時の媒体温度と温調機に戻った時の媒体温度差が少なければ少ないほど温度管理ができている状態といえます。

最高温度95℃までの温調機は媒体に清水を用いた直接冷却タイプが多く、水は比熱が高いことから熱媒体としての機能は優れています。

媒体温度100℃以上を要求される場合、油を使用するタイプが一般的です。油は比熱が低く清水に比べて熱交換の効率は悪くなりますが高温での使用も可能です。媒体を清水にしたものもありますが循環時の配管内圧力が高くなりますので適応した機材(ホースやニップル、シールなど)が必要になります。

使用目的だけではなく温度範囲や使用する環境をよくご確認の上ご選定ください。

媒体温度を40~60℃程度に設定するときは通常の金型温度調節機は不適です。温度を下げる機能を持った金型温度調節機でないと対応できません。

15~95℃の範囲で媒体管理をする場合には冷温調機が適しています。