全電動竪型射出成形機「JT-ADSシリーズ」のラインナップに単動式を追加

㈱日本製鋼所はこの度、全電動竪型射出成形機「JT-ADSシリーズ」のラインナップに単動式の型締力392kN(40トン), 686kN(70トン)を追加しました。2019年8月より既に販売しているロータリーテーブル式の型締力196kN(20トン)~2160kN(220トン)に加えて単動式をラインナップすることで、自動車分野をはじめ家電・OA通信機器などにおける多種多様なインサート成形品の分野に対応します。
「JT-ADSシリーズ」は従来機よりもさらに生産性、省エネ性、操作性、安全性を向上しています。また、成形現場においてオペレータを支援する㈱日本製鋼所独自の成形支援機能「J-Assist」を標準装備するなど、高性能と先進の機能を備えたハイパフォーマンス全電動竪型射出成形機です。以下に「JT-ADSシリーズ」の主な特長をまとめます。
 
<主な特長>
  • 生産性の向上:
    • ⇒型開閉動作、テーブル回転動作の高速化によりドライサイクルを従来機比10%短縮。(ロータリーテーブル式)
    • ⇒機械幅を縮小することにより工場内レイアウト及び生産ライン構築の自由度が向上。
    • ⇒成形機の稼働条件に応じて保全のタイミング表示する機能「J-Support 予防保全」を標準装備し、保全と生産の計画立案に貢献。
  • 省エネ性の向上:
    • ⇒各機構の最適設計により消費電力を従来機比10%低減
    • ⇒消費電力を考慮した成形条件の最適化を支援する「消費電力削減支援機能」を標準装備。
  • 操作性の向上:
    • ⇒業界トップクラスのテーブル低床化により、オペレータの作業性はもとより生産ライン構築の自由度が向上。
    • ⇒横型射出成形機で好評の「SYSCOM5000i」を搭載。
      金型の装着から成形条件の算出、成形不良の対策をガイダンスする成形支援機能「J-Assist」のほか、ロータリー式特有の2条件射出設定を標準装備。
  • 安全性の向上:
    • ⇒型締装置の3つ(単動式は2つ)の駆動源にブレーキ付きモータを標準装備することで、停電時や電力事情が悪い地域でのオペレータの安全性向上と金型と成形機損傷のリスクを低減。
    • ⇒「新金型保護監視機能」により金型の開閉動作を監視。簡単設定でありながら金型保護性能が向上。
これらに加えて、㈱日本製鋼所のIoTソリューション「J-WiSe®」により、生産管理、保全、成形支援、生産自動化システムの分野で御客様のスマートファクトリー化を推進します。
 
【お問い合わせ先】
日鋼YPK商事株式会社 成形機システム部
〒141-0032 東京都品川区大崎1-11-1 ゲートシティ大崎ウエストタワー10階
TEL: 03-5745-2144  URL: https://jsw-nyc.jp
もしくは最寄りの支店・営業所までご連絡下さい。
JT-ADS
単動式 全電動竪型射出成形機「JT-ADSシリーズ」
※写真の機種:JT40ADS-55V