㈱日本製鋼所は、2019年7月に販売開始しました全電動竪型射出成形機JT-ADSシリーズ(型締力:196kN~1471kN)に加え、より大きな型締力を持つJT220RADS-410V(型締力:2160kN)を販売開始しましたのでその特長を紹介します。
主な特長
① 搭載可能金型サイズの拡大と作業性を向上
近年、竪型射出成形機では、成形品の大型化、部品組立後の工程短縮の為の金型の複雑化が進んでおり、それに伴い、お客様が大型の金型の使用を希望される機会が増えてきました。その為、竪型射出成形機はお客様のニーズを満たすために大型化した金型に対応する必要があります。しかし、型開閉を大きくするとテーブル高さが高くなり作業性が損なわれてしまいます。
その問題点を解決するために、今回製作した竪型射出成形機では、ベッド内のトグル構造を見直し、テーブル高さ低床化と型開閉ストローク延長の両立を図る装置を開発し、本機に採用しました。